雨上がりのベランダ。


水遊びに夢中のクロキチ。
手足がビショビショだ。


今日はベランダから隣猫のもち姉がやって来た。


おや？
今日のもち姉はいつもと違う。
艶があるんちゃう？

「ん～　そうなの。
撫でて撫でて～」と飼い主Ａにまとわりついてきた。
おおーっ！　発情期がきたのか！
なぜか もち姉は発情期が来ると飼い主Ａにラブ光線をぶちまけるのだ。
飼い主Ａの足元に絡みついてくるもち姉。
なんてカワイイのだ。


がっ。

「今がチャーンス」とばかりに、

馬乗りになるクロキチ。
反撃しないもち姉。


遠くでコトの成り行きを静かに見守るニャーコ。


「ガブリはやりすぎだろう」と思うニャーコ。


もちろん、最後にはしつこいクロキチに猫パンチ炸裂のもち姉だった。

「私に馬乗りになるなんて１０年早いんだよっ、小僧！」

プンスカ、プンスカ


そして、もち姉は帰って行った。


「はぁ。。。。」クロキチの暴走についていけないニャーコ。








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